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感動のおいしさ コーヒー物語

手ごわい「直火式」。

詳しい紆余曲折ぶりは省きますが、その結果たどりついたのが、現在の「直火式焙煎」だったのです。

この焙煎法、おいしいということはわかっている。理論もわかった。が、実際にやってみると想像以上に難しいことに気付かせられます。生豆に直接炎を当てるため、火力調節に大変なデリカシーが求められるのです。表面を焦がさないよう、弱めの火力で15~20分もの時間をかけてじっくり芯から煎りきります。

「熱風式」とは比べものにならない程の時間と手間と神経を要するこの焙煎法はしかし、比べものにならない程のおいしさとなって煎り上がってくるのです。

直火式で焙煎されたばかりのコーヒー豆。