【ケニアコーヒー】神の山がそびえる「ケニア」/旅する博士
神の山がそびえる国、ケニアとは?
ケニア共和国(以下、ケニア)は、アフリカ大陸の東海岸に位置する国で、赤道が国土を二分しています。
ケニアには多様な自然が残っており、さまざまな大型動物に出会える国立公園や動物保護区、海岸森林のマングローブ林、海岸に広がるサンゴ礁などが有名です。
なかでも、コーヒー栽培が行われているケニア山は、アフリカ大陸で2番目に高い山です。標高は5,199mにおよび、赤道直下に位置するにも関わらず年間を通して山頂部に氷河を見ることができます。ケニア山には “ンガイ” という神が住むと信じられており、「神の山(キリニャガ)」とも呼ばれています。
ケニアは、地形が高原地帯・砂漠地帯・峡谷地帯など複雑なこともあり、エリアごとでかなり気候が異なるのも特徴的です。
沿岸地帯や標高の高いエリアでは比較的雨が多くなり、標高が2,500mを超えると霜が降るほど寒くなります。対して低地の北部・北東部は非常に乾燥する暑いエリアで、砂漠・半砂漠地帯がケニアの全国土の約20%を占めるほどです。
ケニアコーヒーとは?
ケニアコーヒーは、主にケニア山周辺の1,400〜2,000mの高原地帯で栽培されています。肥沃な火山性の土壌、年間を通じて19℃前後と平均的な気温、適度な降雨量もあることから、コーヒーの栽培に最適な環境です。
ケニア山で育ったコーヒー豆は「ウォッシュド(水洗式)」での精選が主流ですが、一部「ナチュラル(非水洗式)」もあります。
ケニアでのコーヒーの歴史
ケニアにコーヒーが伝来したのは、1893年にスコットランド伝導団がキブウェジに農園を開いたのが始まりではないか、と言われています。試験的に栽培され、1900年ごろには商業として本格的に栽培され始めたようです。
現在では、アラビカ種の品種「ブルボン種」を中心に、派生種も含めさまざまな品種が栽培されています。生産システムや厳格な品質管理が確立されていることもあり、スペシャルティコーヒーとして高い評価を受けています。
昔ながらの伝統的な生産方法
収穫
技術が発達した昨今では、コーヒーチェリーの摘み取りを機械で行う産地もありますが、ケニアではハンドピックによる手作業での摘み取りが多く行われています。
乾燥工程
コーヒー豆を乾燥する工程は、腐敗やカビ・欠点豆の発生など品質に大きく影響します。ケニアでは、この工程でも伝統的な方法が使われています。ここで用いられるのは、古くからの技法であるアフリカンベッド。アフリカンベッドは主に東アフリカで普及している乾燥方法で、木製の棚に金網を付け、麻袋を敷いた状態で豆を広げて乾燥させます。東アフリカ地域では、乾燥に広いスペースを用意できないことが多いため、効率よく天日乾燥させることができるアフリカンベッドが採用されています。
ケニアコーヒーの特徴
次に、ケニアコーヒーの持つ味わいや特徴について見ていきましょう。
味わい
ケニアコーヒーは、基本的にウォッシュド(水洗式)で精選されており、果実のような風味と酸味・甘みが特徴的です。特にやや浅煎りにすると、マンゴーやトロピカルフルーツなど、他の産地ではあまり見られない果実のフレーバーや甘みを感じることができます。またボディ感も強く、複雑なコクを味わえます。
品質
【スクリーンサイズによる格付け】
スクリーンとは「ふるい」のことで、豆をふるいにかけることで選別します。大粒の豆ほど高値で取引される傾向にあります。
ケニアコーヒーは、主に「AA」「AB」「C」「PB」の4段階に分類され、「AA」はスクリーンサイズがS18(約7.14㎜)以上の大粒を指し、「AB」はスクリーンサイズS15(約5.95㎜)〜17(約6.75㎜)の中粒を指しています。ちなみに、「PB」とは「ピーベリー」のことで、通常コーヒーチェリー1個につき2つの豆が入っているのに対し、1つしか入っていない丸みのある豆のことを指します。
コーヒー産業の徹底した管理体制
ケニアでは、生産・調査・研究・販売・農家に対する金融及び指導など、コーヒーに関するすべての業務をケニアコーヒー委員会(CBK)が行うことで厳格な品質管理をしていました。これがケニアコーヒーの品質の高さにつながっています。
2004年以降はCBKを経由しない取引も可能となり、ケニアのコーヒー市場はさらに発展しました。
ドトールコーヒーで楽しめる「ケニアコーヒー」
次に、ドトールコーヒーで楽しめるケニアコーヒーをご紹介します。
豆タイプのレギュラーコーヒーはオンラインでのご購入だけでなく、ドトールコーヒーショップ各店舗でも取り扱っており、ご希望の粒度で豆を挽くこともできます。お気軽にお申し付けください。
博士おすすめのフードペアリング
コーヒー単体でも豊かな味わいやフレーバーを感じることができますが、一緒に合わせる食事の相性によって、よりおいしく味わうことができます。フードペアリングの基本は、似たような味わい・フレーバーのコーヒーとフードを合わせることです。
ドトールコーヒーショップの「ケニア」は、深煎りならではのコクがありながら、オレンジのような爽やかさを感じられる味わいが特長のコーヒーなので、オランジェットのような爽やかさとコクを楽しめるフードがよく合います。
唯一無二のフレーバー「ケニアコーヒー」
コーヒーの栽培に最適な環境と細やかな品質管理が特徴のケニア。その環境で生まれたケニアコーヒーは、唯一無二のフレーバーと複雑なコクのある味わいで楽しませてくれます。まずは飲みやすい味わいに仕上げたドトールコーヒーショップの「ケニア」をぜひお試しください。いろいろなケニアコーヒーに触れてフレーバーを探求してみてはいかがでしょうか。