ドトールコーヒーでは、直営農園のあるハワイ島コナをはじめ、世界約20ヵ国からコーヒー豆を調達しています。生豆の買い付けは「価格」と「クオリティ」のバランスですが、ドトールは何をおいてもクオリティが最優先。味のブレを防ぎ、高いレベルで品質の安定を図るため、3パターンの指定買いをしています。
1つは、たとえばブラジル・ミナスジェライス地方といった同じエリアの豆を指定する「地域指定」。2つ目は、同じプランテーションの豆を指定する「農地指定」。そして、最後が“ドトールタイプ”の味を指定する「味指定」です。
生豆の選定は、各国から送られてきたサンプル豆を試験的に焙煎(サンプルロースト)して、外観品質と香味を確認します。「もう少し豊かな香りのものを」「これではコクが足りない」等々、何度もリクエストを出しては試飲を繰り返し、ドトールブランドにふさわしい豆を選定します。
こうして厳しいチェックをクリアした高品質な生豆だけが、ドトールコーヒーの焙煎工場へと運ばれてくるのです。