【SDGs×コーヒー】抽出後の粉が大活躍!再利用アイデア7選
そこで今回は、抽出後のコーヒー粉を活かす、7つの再利用アイデアを紹介します。SDGsやサステナブルな暮らしに興味がある方はもちろん、ちょっとした節約や工夫を楽しみたい方にもおすすめです。
乾燥がポイント!活用前の下準備とは?
淹れた直後のコーヒー粉は、多くの水分を含んでいます。このままではカビの発生や、虫を引き寄せる要因となります。衛生面で問題が生じる可能性があるため、再利用前にしっかりと乾燥させるのがポイントです。
ここでは、コーヒー粉の乾燥方法をご紹介します。
天日干しでじっくりと乾燥
1つ目の乾燥方法は、天日干しです。新聞紙やバットにコーヒー粉を薄く均一に広げ、風通しのよい天日で1~2日ほど干しましょう。屋外に干す場合は、コーヒー粉が風に飛ばされないように注意してください。
天日干しは時間こそかかりますが、コーヒーの香りや成分を損なわずに乾燥できるのが特徴です。また、電気を使わないため、環境にもやさしくコストもかかりません。
電子レンジで手早く乾燥
時間がないときや、より手軽に乾燥させたい場合は、電子レンジを活用しましょう。耐熱容器にコーヒー粉(約24g)を入れ、ラップをせずに600Wで2分ほど加熱します。一度取り出してかき混ぜ、さらに1分ほど加熱すれば完了です。
この方法は短時間で乾燥できるのがポイント。ただし、加熱しすぎるとコーヒー粉が焦げてしまうため、様子を見ながら加熱時間を調整してください。
乾燥したコーヒー粉は、密閉容器に入れて保存すれば長期間使用できます。
コーヒー粉の再利用アイデア7選
コーヒー粉の乾燥が済んだら、日常生活のさまざまな場面で活用してみましょう。ここでは、コーヒー粉の再利用アイデアを7個ご紹介します。
1.消臭・脱臭に使う
使用済みのコーヒー粉には、優れた消臭・脱臭効果があるとされています。これは、コーヒー豆の表面に無数に存在する微細な穴が、不快なニオイの原因となる物質を効果的に吸着するためです。冷蔵庫やトイレ、靴箱などの気になる場所に乾燥させたコーヒー粉を置くことで、不快な臭いを軽減できます。
2.除湿剤代わりに使う
多孔質構造のコーヒー粉には、水分を吸収する効果があります。乾燥させたコーヒー粉を不織布の袋に入れ、クローゼットや下駄箱・本棚などの湿気が気になる場所に置くことで、除湿剤代わりとして再利用できます。なお、湿気を多く吸収すると除湿効果が低下するため、定期的に交換・再乾燥させましょう。

3.肥料として使う
脱臭・除湿効果のあるコーヒー粉は、土壌の状態を整える肥料としても活用できます。土壌や他の肥料から発生する水分や悪臭物質をコーヒー粉が取り込むことで、堆肥全体の環境を整えてくれるのです。
ただ、コーヒー粉をそのまま土に混ぜると、かえって植物の成長を阻害する可能性があります。これは、コーヒーに発芽を阻害する成分が含まれることやコーヒー内の窒素が微生物によって分解されにくく、土壌中の窒素成分が減少してしまう・窒素飢餓が起きてしまうことなどが原因とされています。
これを避けるため、コーヒー粉を他の有機物(落ち葉や野菜くずなど)と混ぜ合わせ、1ヶ月~3ヶ月程度発酵させてから使用しましょう。
4.虫除けに使う
一部の害虫は、コーヒーの強い香りや苦味を嫌う傾向があります。この性質を活かして抽出後のコーヒー粉を虫除けとして再利用することができます。
使い方は簡単で、乾燥させたコーヒー粉を玄関や窓の周り、あるいは庭の植物の根元に撒くだけです。ほかの虫にも効果があるとされますが、主にナメクジなどの侵入を防ぎやすくなります。また、家庭菜園やガーデニングを楽しんでいる方には、化学薬品を使わない害虫対策として注目されています。
※発芽阻害効果を持つため、発芽前の土壌付近では撒くのを避けましょう。

5.洗剤代わりに使う
お皿や調理器具についた油汚れにも、使い終わったコーヒー粉が役立ちます。コップ類は、コーヒー粉と水を少量ずつ入れて軽く振るだけ、お皿やフライパンなどはコーヒー粉を少しつけてやさしくこすると、多孔質構造が油汚れを吸着し、洗剤のような働きをしてくれます。
※強くこすりすぎると食器に傷がつく恐れがありますので注意してください。
洗った後、コーヒー粉をそのまま排水溝に流してしまうと詰まりの原因になることがあります。水切りネットを活用して処分しましょう。
6.キッチン周りを掃除する
コーヒー粉は、キッチン周りの水垢落としに活用できます。シンクや蛇口・タイルなどの水垢にコーヒー粉を少量擦り込むことで、研磨剤のような役割を果たし、化学洗剤を使わずに汚れを落とすことができます。
※強くこすりすぎるとシンクを傷つける恐れがありますので注意してください。
使用後は十分な水で洗い流し、しっかり拭き取るなどしてコーヒー粉の残留がないように注意しましょう。

7.染め物をする
コーヒー粉を煮出した液は、天然の染料として使用できます。抽出後のコーヒー粉を活用するため染まり具合は淡いですが、Tシャツやハンカチなどをオシャレなコーヒー色に染めることが可能です。

ドトールコーヒーが取り組むSDGs活動
ドトールコーヒーでは、製品をおいしく楽しんでいただきながら環境に配慮できるような循環型社会への貢献を目指し、さまざまな活動を行っています。
抽出後のコーヒー粉リサイクル
ドトールコーヒーでは、抽出後のコーヒー粉を堆肥として再利用し、農家と提携しながら茶葉を生育。育てた茶葉で新商品の開発を行っています。コーヒーメーカーならではといえる、循環型社会の実現に向けた取り組みです。
「おいしい」だけで終わらせない!抽出後のコーヒー粉リサイクル麻袋のリサイクル
コーヒー豆を輸入する際には、大量の麻袋を使用します。使用した麻袋は廃棄するのではなく、環境に配慮して再利用する取り組みを行っています。
その一環として、大分県をはじめとする地域の養蜂家の方々に麻袋を提供し、ハチミツの採取時に必要な「くん煙燃料」として有効活用していただいています。資源を無駄にしないだけでなく、地域の養蜂活動を支援することで、環境保護に貢献しています。
廃棄予定のコーヒー豆の一部をハンドクリームに
廃棄予定のコーヒーを、新しいかたちで活かせないか——そんなアップサイクルの発想から生まれたのが、ハンドクリームです。コーヒーの製造過程で廃棄されるコーヒー豆の一部を有効活用し、コーヒー豆をじっくりと蒸留してつくられた完全オリジナル成分「アラビアコーヒーノキ種子水」を含むコーヒー由来成分(※)を70%以上配合しています。
※アラビアコーヒーノキ種子水、アラビアコーヒーノキ種子エキス

コーヒー粉がスクラブ代わりになる石鹸
兵庫県で一貫して手作りと無添加にこだわった石鹸を作り続けて創業70周年を迎えた「丸菱石鹸」と、同じ兵庫県に基盤となる焙煎工場を持つドトールコーヒーとのコラボレーションによって生まれた商品です。
マイクロプラスチック問題に配慮して、スクラブ剤の代替として廃棄予定のコーヒー粉(※)を配合しています。本来製品にならないコーヒーに新たな価値を与える、アップサイクルの考えから誕生した石鹸です。
※コーヒー豆の焙煎直後の検査で使用した抽出前のコーヒー粉を活用しています。
エコフレンドリーな知育ツール「コーヒー粘土」
「株式会社Gakken」との協業により誕生したのが、エコフレンドリーな知育ツール「コーヒー粘土」。コーヒー豆の粉砕時に生じるチャフ(薄皮)や微粉をリサイクルし、粘土の素材として使用しています。子どもたちが楽しく遊びながらリサイクルや環境への意識を育めるようにと開発されたこのアイテムは、2022年4月より全国の幼稚園・保育所・こども園向けの教材として販売されています。

コーヒー豆の再利用でSDGsな暮らしを
抽出後のコーヒー粉は捨てるにはもったいないほど、多様な使い道があります!しっかりと乾燥させて、消臭剤や肥料などに再利用してみませんか?環境に優しいエコな暮らしを始めてみましょう。
