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株式会社ドトールコーヒー

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【ハワイコナ・コーヒー】地上の楽園「ハワイ島・コナ地区」/旅する博士

ハワイ島の一角を占める地域に、世界にその名を誇るコーヒーを栽培している場所があります。それが「コナ・コーヒー」の産地として名高い「コナ地区」です。今回は、「地上の楽園」とも呼ばれるハワイで栽培される「ハワイコナ・コーヒー」についてご紹介したいと思います。
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トピックス
  1. 「コナ・コーヒー」の産地、ハワイ島・コナ地区とは?
  2. 「コナ・コーヒー」とは?
  3. 「コナ・コーヒー」の特徴
  4. ドトールコーヒーで楽しめる「コナ・コーヒー」
  5. 夢のコーヒー農園「マウカメドウズ」
  6. 楽園で生まれたハワイコナ・コーヒー

「コナ・コーヒー」の産地、ハワイ島・コナ地区とは?

まずは、「コナ・コーヒー」の原産地であるハワイ島・コナ地区について、簡単にご紹介します。
太平洋の中央に位置するハワイは、アメリカ合衆国の州のひとつで、6つの主要な島々が並んでいます。州都ホノルルやワイキキ・ビーチのあるオアフ島や、神秘的な日の出を拝むことのできるハレアカラ国立公園が有名なマウイ島など、島によって個性はさまざまです。自然豊かな景観と暖かい熱帯性気候、公共の海浜が多いことから、最も人気な海外リゾート地のひとつとされています。

その中でハワイ島は、他の島を全部合わせた面積の2倍近い大きさがあります。ハワイ火山国立公園やハマクア・コーストの熱帯雨林、雪が山頂を覆うマウナケア山や黒い砂で有名なプナルウ・ビーチなど、自然の名所が盛りだくさんの島です。

ハワイでのコーヒーの歴史

ハワイへは、1825年ごろにコーヒーノキが持ち込まれ、1828年ごろコナ地区に移植されたとされています。ハワイ諸島のほぼ全てでコーヒー栽培が行われていますが、輸出向けのコーヒーを生産するのはハワイ島のみで、そのうち90%はマウナロア、フアラライ両山の西側斜面(海抜250〜800m)に位置する「コナ地区」にて栽培されています。

特別な呼び名「コナコーヒーベルト」

赤道をはさんで北緯・南緯それぞれ約25度の地帯がコーヒーベルトと呼ばれていますが、この限られた地域の中でもハワイ島の「コナ地区」は、特別に“コナコーヒーベルト”と呼ばれています。

「コナ・コーヒー」とは?

コナ・コーヒーは、ハワイ州コナ地区で生産されたアラビカ種コーヒー豆のことを指します。ジャマイカの「ブルーマウンテン」、タンザニアの「キリマンジャロ」と並んで世界三大コーヒーの一角として知られています。
限られた狭小な土地での栽培、手摘みによる収穫、ハワイ州農務局による厳しい検査をクリアしたコーヒー豆のみが「コナ・コーヒー」を名乗ることができます。また、これらの理由からコナ・コーヒーは世界的に見ても生産量が少なく、希少価値の高い高級豆としても有名です。

コーヒー栽培に最適な「コナ地区」

コーヒーの栽培には、肥沃で水はけがよく、有機物を多く含んだ火山岩質などの土壌と、年間を通じて平均した気温(20℃前後)、1,200〜3,000mm程度の年間降水量が望ましいとされています。さらに、適度な日照と寒暖差も必要で、霜が降りてしまうほどの低温になることも厳禁という、厳しい条件がありますが、ハワイ島の「コナ地区」はこの難しい条件を完璧と言っていいほど揃えています。
火山性の肥沃な土壌に恵まれ適度な降水量があるうえ、昼夜の寒暖差も大きく、また日中広い範囲で雲がかかることが多いことから、直射日光を防いでくれる効果もあります。もちろん、霜の降りる心配もありません。

「コナ・コーヒー」の特徴

次に、コナ・コーヒーの持つ味わいや特徴について見ていきましょう。

味わい

コナ・コーヒーは、基本的にウォッシュド(水洗式)で精選されており、すっきりとした口あたりとビターチョコレートのような深みのある甘さが特徴です。コナ・コーヒー特有の甘さは丁寧に手作業で収穫しているためともいわれています。
また、トロピカルな優しい香り、パイナップルのようなミネラル感のある甘味、香ばしいカラメルのようなコクを楽しめます。
酸味と苦味のバランスがよく、苦いコーヒーが苦手という方も、コナ・コーヒーであれば楽しめるのではないでしょうか。

品質

コナ・コーヒーは、「欠点数」と「スクリーンサイズ」の2つで行われます。
【欠点数】
コーヒー生豆300gの中にどれだけ欠点豆や小石などの異物があるかによって欠点数が決まります。
【スクリーンサイズ】
スクリーンとは「ふるい」のことで、粒の大きさごとに選別します。大粒の豆ほど高値で取引される傾向にあります。

コナ・コーヒーの等級は上から「エクストラファンシー」「ファンシー」「No.1」「セレクト」「プライム」の5つがあり、これらの等級に該当するものだけが「ハワイコナ・コーヒー」と名乗ることができます。最高等級である「エクストラファンシー」は、スクリーンサイズが19(約7.54mm)以上の大粒で、かつ欠点豆が8個以下と定められております。

ドトールコーヒーで楽しめる「コナ・コーヒー」

次に、ドトールコーヒーで楽しめるコナ・コーヒーをご紹介します。
豆タイプのレギュラーコーヒーはオンラインでのご購入だけでなく、ドトールコーヒーショップ各店舗でも取り扱っており、ご希望の粒度で豆を挽くこともできます。お気軽にお申し付けください。

博士おすすめのフードペアリング

コーヒー単体でも味わいやフレーバーを感じることができますが、一緒に合わせる食事の相性によって、よりおいしく味わうことができます。フードペアリングの基本は、似たような味わい・フレーバーのコーヒーとフードを合わせることです。おすすめのフードをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ドトールコーヒーショップのハワイコナブレンドは、香ばしいカラメルのようなコクと、ビターチョコレートのような深みのある甘さが特長のコーヒーなので、ミルクチョコレートやモカロールなど甘みでさらにコクを引き立ててくれるフードがよく合います。

夢のコーヒー農園「マウカメドウズ」

実はドトールコーヒーがハワイに自社農園を開いていることをご存知ですか?
ドトールコーヒー創業者である鳥羽博道は、創業当時から、「コーヒーの農園を持ちたい」という大きな夢を持っていました。1991年、コナ・コーヒーの産地、ハワイ島「コナ地区」の海側に面する土地に「マウカメドウズ・オーシャン」を、そして1995年にはその近くの山側に「マウカメドウズ・マウンテン」を開設しました。

「マウカメドウズ」とは、ハワイ語で“山側”を意味する「マウカ」と英語で“牧草地”を意味する「メドウズ」を組み合わせた造語です。

美しい庭園のような「マウカメドウズ・オーシャン」

「マウカメドウズ・オーシャン」は、「この農園で世界一おいしいコナ・コーヒーを作るだけでなく、世界でも例を見ないようなコーヒー観光農園を作り上げたい」との思いから開設しました。
ハイビスカスやジンジャーなどの手入れの行き届いた美しい花々、ブーゲンビリアやスパティフィラムなどで覆われた花のトンネル、そしてパパイヤ・マンゴーなどの果物の甘い香りに包まれるフルーツガーデン。また、眼下にはハワイアンブルーの海がひろがり、色鮮やかな緑とのコントラストは、まさに絶景です。

コーヒーの山「マウカメドウズ・マウンテン」

ハワイアンブルーの海に向かって真っ白なゲートを入ると、いきなり山のなだらかな斜面に沿って、頂の方まで整然と並ぶコーヒーの木に出迎えられます。大自然とプランテーションが融合した、まさに“コーヒーの山”。遠くのほうは、木々の輪郭が霞んでしまうほどです。

機械を使用せずにひと粒ひと粒手で優しく収穫されたコーヒーチェリーは、水洗処理工程を経てパーチメントの状態となり、ハワイ特有の陽光と風を生かして天日乾燥されます。パティオに平らに広げたパーチメントを木の熊手でこまめにならしてまんべんなく乾燥させることで、豆の味に“力強さ”と“まろみ”を与えるのです。

乾燥されたパーチメントは、さらに半年以上ねかせることで香味を安定させます。こうして初めてドトールコーヒーの基準に合う世界最高品質のコーヒー豆ができあがるのです。「マウカメドウズ」では、高品質を保つことを第一に、丹念にコーヒーの栽培と精選に取り組んでいます。

楽園で生まれたハワイコナ・コーヒー

コーヒー栽培に必要な条件を完璧と言っていいほど揃えているハワイ島・コナ地区。コーヒーを育てるには楽園とも呼べる場所であり、ここで育てられるコーヒーは「世界一幸せなコーヒー」と言えるかもしれません。そんな土地で育ったコナ・コーヒーは、唯一無二の味わいを楽しませてくれます。世界三大コーヒーのひとつとして愛されているコナ・コーヒーを、改めて味わってみてはいかがでしょうか。

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