<iframe src="//www.googletagmanager.com/ns.html?id=GTM-52W6C6" height="0" width="0" style="display:none;visibility:hidden">

株式会社ドトールコーヒー

Enjoy the taste of Doutor anytime, anywhere.For a relaxing, refreshing time, just like at a café.

【生豆からコーヒーを淹れるまでの方法とは?】焙煎や豆の保存方法も解説

焙煎される前のコーヒー豆である「生豆」。なかなか目にする機会も少ないため、どのようなものかイメージがつかない、という方も多いでしょう。実際に、生豆は入手自体が難しく、そこからコーヒーを淹れようというのは、通好みで少しニッチな趣向ともされています。
今回は、生豆の概要や、コーヒーになるまでの過程、保存方法について解説します。
続きを読む▼ 閉じる▲
トピックス
  1. 生豆とは?
  2. 生豆からコーヒーを淹れるまでの方法
  3. 生豆の保存方法
  4. コーヒーに詳しくなって、もっと楽しいコーヒーライフを

生豆とは?

「生豆」は、焙煎される前の生のコーヒー豆のことを指します。これは、コーヒーの果実を精選し、外皮・果肉・内果皮を取り除いた状態です。なお、一般的な読みは「きまめ」ですが、コーヒー業界では「なままめ」と呼ばれることが多いようです。
主に生産地から輸出され、ロースターやコーヒー豆販売業者によって焙煎されます。生豆は収穫された年度によって分類され、当年度のものはニュー・クロップまたはカレント・クロップ、前年度のものはパスト・クロップ、それより前のものはオールド・クロップと呼ばれます。
ちなみに、生豆は産地や精選方法によって色や形に違いが見られます。黄色や緑がかったもの、細長いものなどさまざまです。

生豆からコーヒーを淹れるまでの方法

生豆を自家焙煎してコーヒーを淹れるにあたっては、焙煎前の準備が大事です。具体的には、以下の4ステップが必要です。

  1. 欠点豆を取り除く(ハンドピック)
  2. 焙煎する
  3. 豆を挽く
  4. ドリップ(抽出)する

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

1. 欠点豆を取り除く(ハンドピック)

生豆には、欠点豆と呼ばれる、変形や変色、虫食いなどがある豆が混ざっていることがあります。欠点豆を取り除かないと、味や香りに悪影響を与えるため、事前に取り除きましょう。
欠点豆を取り除く方法は、ハンドピックと呼ばれる手作業で行います。豆を1粒ずつ手で確認しながら、欠点豆を取り除いていきます。
なお、欠点豆の特徴は、以下のとおりです。

欠点名 特徴 影響
黒豆 黒く変色していて、一般的に小さい。 不快なフレーバー・色むらが出る。
発酵豆 赤みを帯びている。 不快なフレーバー。
カビ豆 生豆表面のカビを肉眼で確認できる。 カビ臭が出る。
貝殻豆 貝殻のようにくぼんだ形状。 こげやすい。苦味が出る。
虫食い豆 虫食いの跡がある。 色むらや不快なフレーバーが出る。
未成熟豆 粘着性の銀皮で、メタリックな緑色。 色むら、収斂味(渋み)が出る。
フローター 水に浮く。 不快なフレーバー。
しわ豆 表面に深いしわがある。 不快なフレーバー。

以下の「コーヒーの欠点豆の見分け方」もぜひ参考にしてください。

2. 焙煎する

焙煎は、生豆に熱を加えて、コーヒー豆の風味や香りを引き出す工程です。焙煎することで、生豆の中の成分が分解され、独特の香ばしさや酸味といった味わいが生まれます。
自宅で焙煎を行う場合には、いくつかの方法があります。たとえばフライパンを使う方法は、生豆へ均一に火を通せる手軽な方法です。火力の上げすぎに気をつけながら焙煎しましょう。連続的に8の字にかき混ぜつつ、適度にフライパンをあおってコーヒー豆を動かし続けるのがコツです。
その他にも、片手鍋、手網焙煎器、手回し焙煎器といった道具もあります。いずれも自宅で焙煎をする際に役立ちます。より本格的に、かつ安定した焙煎度合を求めるのなら、自家焙煎機もおすすめ。通販サイトなどでも購入できるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
なお、焙煎度合によって、コーヒーの味や香りが大きく変わります。焙煎度合による変化については、「【コーヒーとは。】収穫から焙煎、種類の違いについて」で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

3. 豆を挽く

コーヒーの成分を抽出しやすくするために、豆を挽きます。挽き方は、ドリップやフレンチプレスなど、抽出方法によって異なります。たとえばコーヒーメーカーを使う場合は、中挽きがおすすめです。以下のグラインドマップもぜひ参考にしてください。

※この表は、ドトールコーヒーショップでの粒度目安です。

なお、豆の劣化を防ぐために、飲む分だけ挽くのがおすすめです。豆は挽かれると空気に触れる面積が増え、酸化が進みやすくなるからです。挽いた後は、できるだけ早く淹れるようにしましょう。
なお、コーヒーミルがついている全自動コーヒーメーカーを使用する場合は、豆の粉砕から抽出までを自動で行ってくれるため、手作業で挽く必要がなく便利です。
豆の挽き方について、詳しくは「【味わいは変わる?】コーヒー豆の挽き方に関する基礎知識」もぜひご覧ください。

4. ドリップ(抽出)する

コーヒーの抽出にはさまざまな方法がありますが、もっともポピュラーなものとしてハンドドリップがあります。具体的なハンドドリップの方法については「【ハンドドリップに挑戦!】ホットコーヒーのおいしい作り方」をご覧ください。

生豆の保存方法

生豆をおいしく保存するためには、以下のポイントを押さえましょう。

  1. 収穫時期を確認し、新鮮なものを選ぶ
  2. 直射日光や高温多湿を避けて保存する
  3. 厚手の紙袋か密閉性の高い缶で保存する

これらのポイントを押さえることで、生豆のおいしさを長く保つことができます。

生豆は長期保存できる

生豆は、一度焙煎してしまうと劣化が進みます。一方、生豆の状態なら、年単位で保存できます。収穫から2年程度が目安となるため、豆の購入時に収穫時期を確認すると良いでしょう。

直射日光を避けて風通しの良い場所で保存する

生豆は、直射日光や高温多湿に弱いため、直射日光を避けて風通しの良い場所で保存しましょう。なお、厚手の紙袋か密閉性の高い缶などに入れると、湿気や異臭を防ぐことができ、常温で保存できます。

冷蔵庫で保存も可能

直射日光や高温多湿を避けられる保管場所が用意できないなら、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存することも可能です。保存時はにおいが移らないよう、密閉容器の口をしっかり閉め、冷蔵庫の野菜室に入れてください。また、冷蔵庫から取り出した後は結露が起こることがあるので、密閉状態でしっかり室温まで戻すよう注意しましょう。

コーヒーに詳しくなって、もっと楽しいコーヒーライフを

生豆を購入し自家焙煎をしてコーヒーを楽しむ、という方はそこまで多くないでしょう。しかし、コーヒーに関する知識として知っておくと、普段飲む一杯についても、より想いを巡らせることができます。こうした知識を身につけて、より楽しいコーヒーライフをお送りください。

おすすめ商品

この記事をシェアする