【カフェオレとは?】カフェラテとの違いや作り方・楽しみ方をご紹介
カフェオレとは?
カフェオレは、フランス発祥のコーヒーとミルクを混ぜた飲み物。フランス語で「カフェ」は「コーヒー」、「オレ」は「ミルク」を表すため、ミルク入りのコーヒーをカフェオレと呼ぶようになりました。
カフェオレは通常、深煎りの豆を使ったドリップコーヒーと温めたミルクを1:1の比率で合わせて作られます。
また、近年は浅煎りの豆を使ったカフェオレも登場しています。以前に比べて豆の焙煎度による縛りはなくなりつつあります。
カフェオレと似ている飲み物との違い
ここでは、カフェオレと混同されやすい飲み物との違いを解説します。
・カフェラテとの違い
カフェオレとカフェラテは、どちらもコーヒーとミルクを組み合わせた飲み物です。しかし、使用するコーヒーの種類が違います。
カフェオレはドリップコーヒーにミルクを加えたもの。一般的にコーヒーとミルクの比率は1:1です。
一方のカフェラテは、エスプレッソにミルクを加えたイタリア発祥の飲み物です。「ラテ」はイタリア語で「ミルク」を意味し、エスプレッソとミルクの比率は1:4が基本となります。
・コーヒー牛乳との違い
「コーヒー牛乳」は、コーヒーと牛乳を混ぜた飲料の"通称"です。以前はコーヒーなどを使用した乳飲料にも「牛乳」の名称を使用できました。しかし、2003年に「飲用乳の表示に関する公正競争規約」が改正され、「牛乳」という名称は生乳100%の商品のみに使える決まりとなりました。なお、コーヒーと牛乳の比率に明確な決まりはありません。
・カフェモカとの違い
カフェモカは、エスプレッソにミルクやチョコレートシロップ、ココアを加えた飲み物です。ドリップコーヒーにミルクのみを加えるカフェオレとは違い、別途カカオを加えるかどうかが、カフェモカとカフェオレの大きな違いといえます。
・カプチーノとの違い
カプチーノとカフェオレの違いは、使用するコーヒーの種類と「ミルクの状態」にあります。カプチーノはエスプレッソをベースに、泡立てたミルク(フォームドミルク)を加えて作ります。その配合比率は、コーヒーとフォームドミルクで1:4が一般的です。
フォームドミルクによる特徴的な見た目と口当たりが、カフェオレとの大きな違いとなります。
カフェオレの作り方
ほんの一手間で、自宅でも本格的な味わいのカフェオレを作ることができます。具体的な手順は以下の通りです。
1.コーヒーをドリップする
まずはドリップコーヒーを淹れましょう。必要な道具とコーヒー粉の分量は次のとおりです。
<道具>
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<分量>2杯分
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今回は2杯分のカフェオレを作るため、24gのコーヒー粉を用意。ハリオのドリッパーで抽出します。豆の挽き具合は、コーヒーの風味や香りのバランスに優れる中粗挽きがおすすめです。
ドリッパーにペーパーフィルターをセットし、お湯を注いでペーパー臭を取り、器具を温めます。お湯を捨ててからコーヒー粉をセットしてください。
次に中心から外へ円を描くように約30gのお湯を注ぎます。1分30秒のタイマーを設定した上で、15秒ほど蒸らしましょう。
蒸らしが終わったら、コーヒー粉の膨らみを潰さないよう注意しつつ、再度中心から小さな円を描くようにお湯を注いでいきます。1投目は約100g、2投目は約200g、3投目は約310gになるまでお湯を注ぎましょう。
最後までお湯を注ぎ切ったらすぐにドリッパーを外します。もっと詳しく知りたい方は、以下の動画をチェックしてみてください。
2.牛乳を温める
カフェオレに使う牛乳は、事前に温めるのがおすすめ。高温のコーヒーに冷たい牛乳を入れた場合、たんぱく質が分離して毛羽状に広がります。これを「フェザーリング現象」といい、コーヒーと牛乳が混ざりにくくなる要因です。
また、ホットミルクを作るときは、沸騰させないように注意しましょう。温め過ぎるとミルクの表面に膜ができたり、牛乳特有の加熱臭が発生したりします。
ポイントは、鍋を火にかける前にミルクを入れ、弱火でゆっくりと温めることです。温度計を使って、牛乳の甘みを感じやすい60℃前後まで温まったら火を止めてください。
3.ドリップコーヒーと牛乳をカップに注ぐ
ドリップコーヒーとミルクをカップに注ぎます。割合はコーヒー1、ミルク1が基本ですが、お好みで調整してください。スプーンでよくかき混ぜれば、おいしいカフェオレの完成です。
アイスカフェオレを作る場合は、カップに氷と冷たい牛乳、急冷したドリップコーヒーを注いでよくかき混ぜましょう。暑い日にぴったりの一杯のできあがりです。
カフェオレのいろいろな楽しみ方
時間経過で味わいが変わる!?「氷カフェオレ」
用意するもの(2人分)
- ポーションコーヒー(無糖) 4個
- 水 145ml
- 牛乳 360ml
氷カフェオレは、香ばしいコーヒーと冷たい氷、ミルクのハーモニーを存分に味わえる1杯。ドトールの「ポーションコーヒー(無糖)」で作ったコーヒー氷を使うのがおすすめです。
まずは水(145ml)にポーションコーヒー4個を注ぎ入れ、よくかき混ぜます。製氷皿に注ぎ、冷凍庫で冷やしてコーヒー氷を作りましょう。
次に、360mlの牛乳にコーヒー氷をゆっくりと投入し、優しくかき混ぜれば完成です。時間とともに移ろう味わいをご堪能ください。
水やお湯、牛乳と混ぜるだけで誰でも手軽においしいコーヒーが作れる、1杯分の希釈用ブラックコーヒーです。アイスでもホットでもお楽しみいただけます。 |
大人のほろにが「カフェ・オ・レシフォンケーキ」
用意するもの(20cm型1台分)
- 卵黄:5個分
- 卵白:6個分
- 塩:ひとつまみ
- グラニュー糖:90g
- 太白ごま油:80g
- 水:65g
- ★「インスタントスティック おいしいほろにがカフェ・オ・レ」:6袋
- ★水:30g
- 薄力粉:120g
- ベーキングパウダー:小さじ2/3
ドトールコーヒーのインスタントスティック「インスタントスティック おいしいほろにがカフェ・オ・レ」を使ったアレンジレシピです。
インスタントスティックを使うだけで、ふんわりと香る カフェ・オ・レシフォンケーキを簡単に作れます。スティックの種類を変えれば、味わいを変えられるのもポイントです。
コーヒーの香りが引き立つほろにが仕立てのカフェ・オ・レです。 キリッと気分を切り替えたい時におすすめのビターな味わいです。 |
まるでカフェ気分!「塩バニララテ」
用意するもの(2人分)
- ドトールブラック(インスタントスティック):1本
- 牛乳:160ml
- バニラシロップ:20ml
- バニラエッセンス:1〜2滴
- 塩:ひとつまみ
ふんわり甘いデザートラテのアレンジレシピ。まずは「ドトールブラック」に冷たい牛乳を加えて、粉が溶けきるまでよく混ぜます。次にバニラシロップ・バニラエッセンス・塩を加え、たっぷりの氷とお好みでミントなどをトッピングすれば完成です。
1杯ずつ手軽にお召し上がりいただける、スティックタイプのインスタントコーヒーです。冷たい水や牛乳にも溶けやすく、アイスでもお召し上がりいただけます。香り豊かなおいしさをお楽しみください。100本入り。 |
お好みで「味変」も!
使用するインスタントスティックを変えれば、簡単に"味変"を楽しめます。おすすめはドトールコーヒーの「素材が香るハニーカフェラテ」と「素材が香る黒糖ラテ」です。さっと溶かすだけで、さまざまな風味と味わいの一杯をお楽しみいただけます。
やさしい香りの国産はちみつを使用し、甘くとろける味わいに仕上げました。こだわり素材が香るカフェの味わいをお楽しみください。 | |
甘い香りの西表島産黒糖を使用し、風味豊かでまろやかな味わいに仕上げました。こだわり素材が香るカフェの味わいをお楽しみください。 |
カフェオレボウルを用意するのもおすすめ
カフェオレボウルとは、カフェオレを飲むために作られたフランス発祥の食器のこと。両手で包み込むように持って使います。
一般的なカフェオレボウルの口径は13cm程度と、マグカップなどに比べて口が大きい作りになっています。フランスではパンをカフェオレに浸して食べる習慣があるため、手を入れやすいように口径を大きくしたといわれます。カフェオレはもちろん、パンをスープやシチューに浸して食べるときにも便利です。
また、カフェオレボウルは、カフェオレ以外にも使える食器です。たとえば、1人分のスープやシリアル、サラダなどを盛り付けてみましょう。この器は底が深いため、スープなどを入れてもこぼれる心配がありません。食器自体に高さがあるため、テーブルのいいアクセントになるでしょう。
カフェオレでミルクとコーヒーのハーモニーを楽しもう
シンプルながら奥深く、アレンジの幅広さが魅力のカフェオレ。基本のレシピはもちろん、氷を使って時間経過とともに味わいが変わる「氷カフェオレ」や、カフェオレ風味のシフォンケーキなど、毎日のカフェタイムを彩るアイデアもいっぱいです。
コーヒーをドリップできる環境さえあれば、誰でも簡単に本格的なカフェオレが楽しめます。ちょっとした一手間を加えて、豊かなコーヒーライフを送ってください。