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株式会社ドトールコーヒー

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【マンデリンコーヒー】魅惑の島々「インドネシア」/旅する博士

マンデリンコーヒーとは、インドネシア共和国(以下、インドネシア)・スマトラ島の限られた地域でのみ生産されるコーヒー。赤道から近く雨の多いエリアで育まれたこのコーヒーは、他のコーヒーにはない個性的な風味が特徴です。今回は、そんな「マンデリンコーヒー」についてご紹介したいと思います。
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トピックス
  1. 「マンデリンコーヒー」の産地、インドネシア・スマトラ島とは?
  2. 「マンデリンコーヒー」とは?
  3. マンデリンコーヒーの特徴
  4. ドトールコーヒーで楽しめる「マンデリンコーヒー」
  5. 魅惑の香り「マンデリンコーヒー」

「マンデリンコーヒー」の産地、インドネシア・スマトラ島とは?

まずは「マンデリンコーヒー」の原産地であるインドネシア・スマトラ島について、簡単にご紹介します。
東南アジアに位置するインドネシアは、世界最大級の群島国家です。17,000を超えるといわれる島々のうち、「スマトラ島」でマンデリンは栽培されています。

スマトラ島は世界でも有数の大きな島で、日本の面積の1.3倍ほどの大きさがあります。赤道直下で高温多雨なこの島には、コーヒーの生産地域のほかに、熱帯雨林や世界最大級といわれるカルデラ湖・トバ湖など、個性的な自然を有しています。中でも2004年に世界自然遺産に登録された「スマトラ熱帯雨林遺産」の地域には、現存するトラの中で最も小型なスマトラトラ、世界最大の花ともいわれるラフレシアなど、魅力的な動植物が生息しています。

「マンデリンコーヒー」とは?

マンデリンコーヒーとは、スマトラ島の北スマトラ州及びアチェ州(タケンゴン周辺のガヨマウンテン生産地区を除く)で生産されたアラビカ種のコーヒー豆を指します。しかし現在、インドネシアでは主にカネフォラ種(ロブスタ)と呼ばれる品種の生産が盛んで、アラビカ種は生産量の1割程度です。ではマンデリンコーヒーはなぜ生まれたのでしょうか?インドネシアのコーヒーの歴史から紐解いていきましょう。

インドネシアでのコーヒーの歴史

インドネシアのコーヒーが持ち込まれたのは1696年で、当時オランダ領だったインドネシアのジャワ島に、オランダ軍がアラビカ種を持ち込んだことが始まりといわれています。島全土に栽培は広がっていきましたが、1870年代にさび病(かびによる植物の病気)が発生し、アラビカ種は大きな打撃を受けました。

紆余曲折の末、より病害虫に強いカネフォラ種(ロブスタ)の栽培が進み、コーヒー生産量は回復します。現在インドネシアは世界第4位のコーヒー生産国ですが、その生産量のほとんどをカネフォラ種(ロブスタ)が占めています※。

※USDA”Coffee: World Markets and Trade” (Dec 2023/24) より

スマトラ島のマンデリン

その中でもマンデリンは、わずかに生き延びたアラビカ種を元に、スマトラ島のとある民族が栽培したものだといわれています。「マンデリン」とは、生産を主導した民族「マンデリン族」の名前に由来しているようです。
日本では、スマトラ島の北スマトラ州及びアチェ州(タケンゴン周辺のガヨマウンテン生産地区を除く)で生産されたアラビカ種のコーヒー豆のみを、マンデリンコーヒーと定義しています。マンデリンの生産量はカネフォラ種と比較しわずかですが、日本や世界で広く愛されています。

独特な精選方法「スマトラ式」

マンデリンコーヒーの多くは「スマトラ式」という伝統的な精選方法が用いられています。
コーヒーチェリー(コーヒーの実)から種の部分であるコーヒー生豆を取り出すまでの過程(精選工程)では、必ず乾燥させる工程があります。通常、収穫したコーヒーチェリーの状態のまま乾燥するか、または果肉などを剥いだパーチメント(内果皮)と呼ばれる殻に覆われた状態で乾燥する方法が主流です。

しかしスマトラ式の精選は、パーチメントの状態で予備的に乾燥させ、生乾きの状態でパーチメントを脱殻し生豆の状態にしてから再度仕上げ乾燥させるという工程です。収穫期に雨が多く長時間の乾燥時間がとりづらいスマトラ島では、収穫後にできるだけ短時間で生豆の状態に仕上げる必要があったため、この方法が確立されました。スマトラ式によって、マンデリンの独特な風味が引き出されているともいわれています。この工程により生豆が独特な深緑色であることも、大きな特徴の一つです。

マンデリンコーヒーの特徴

次に、マンデリンコーヒーの持つ味わいや特徴について見ていきましょう。

味わい

マンデリンコーヒーは、野性味あふれる個性的で独特な味わいが特徴です。
クリーミーで濃厚な風味、ドライフルーツのような凝縮した甘味とレーズンのような優しい酸味が楽しめます。スパイシーで魅惑的な香りは、スマトラ島の大地を感じさせます。

品質

【欠点数による格付け】
マンデリンの産地であるインドネシアでは、どれだけ欠点豆があるかで「欠点数」という点数を算出し、コーヒー豆の格付けを行っています。グレードはG-1からG-5まであり、欠点数が11点以下だったコーヒーが最高品質である「G-1(グレードワン)」の等級を与えられます。

ドトールコーヒーで楽しめる「マンデリンコーヒー」

次に、ドトールコーヒーで楽しめるマンデリンをご紹介します。
豆タイプのレギュラーコーヒーはオンラインでのご購入だけでなく、ドトールコーヒーショップ各店舗でも取り扱っております。店舗でご購入いただいた場合は、ご希望の粒度で豆を挽くこともできます。お気軽にお申し付けください。

野性味あふれる豊かな味わい、ドライフルーツのような凝縮した甘味と、レーズンのような優しい酸味のある個性的な風味が楽しめます。

博士おすすめのフードペアリング

コーヒー単体でも味わいやフレーバーを感じることができますが、一緒に合わせる食事の相性によって、よりおいしく味わうことができます。フードペアリングの基本は、似たような味わい・フレーバーのコーヒーとフードを合わせることです。ドトールコーヒーショップのマンデリンコーヒーにおすすめのフードは、ドライフルーツやバターサンドです。マンデリンコーヒーのフルーティーな香りやコクのある味わいを引き立ててくれます。

魅惑の香り「マンデリンコーヒー」

豊かな自然に育まれたマンデリンコーヒー。土地や気候の特徴を知ってから飲むと、マンデリンコーヒーをより楽しめるかもしれません。淹れる瞬間から、魅惑の香りと野性的で個性ある味わいで、コーヒーの面白さを教えてくれるでしょう。ぜひインドネシア・スマトラ島のマンデリンコーヒーをお楽しみください。

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