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株式会社ドトールコーヒー

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【モカコーヒー】コーヒーの起源「エチオピア」/旅する博士

コーヒー(アラビカ種)の起源と呼ばれる国、エチオピア連邦民主共和国(以下、エチオピア)。この地で生産されている「モカコーヒー」は日本でも有名ですが、そのフルーティーで華やかな味わいは、日本のみならず世界中で愛されています。
今回は、そんな「モカコーヒー」についてご紹介したいと思います。
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トピックス
  1. 「モカコーヒー」の産地、エチオピアとは?
  2. 「モカコーヒー」とは?
  3. モカコーヒーの特徴
  4. ドトールコーヒーで楽しめる「モカコーヒー」
  5. コーヒーの起源「モカコーヒー」

「モカコーヒー」の産地、エチオピアとは?

まずは「モカコーヒー」の原産地であるエチオピアについて、簡単にご紹介します。
エチオピアはアフリカ北東部に位置する内陸国で、アフリカでは、ナイジェリアに次ぐ人口規模を持つ大きな国です。国名は、「日に焼けた」という意味の「アエオティプス」というギリシャ語からきています。
エチオピアにはモロッコと並んでアフリカ最多9つの世界遺産があり、ラベリラの岩窟教会群やアクスムなどが有名です。

国土面積は日本の約3倍に及び、その大部分を占めるアビシニア高原は標高2,000m~3,000mと高く、4,000mを越す高山もたくさんあるのが特徴。アビシニア高原は平均気温が20℃程度で年間降雨量も1,200mmを超えるところがあり、コーヒーに適した気候と土壌に恵まれているため、現在でも野生のコーヒーノキが自生しています。

エチオピアでのコーヒーの歴史

エチオピアでは元々自生していたコーヒーノキですが、6〜9世紀ごろにはエチオピアからイエメンにアラビカ種が伝わり、広がっていきました。イエメンを含むアラビア半島に、アラビア商人がコーヒーを持ち帰ったことで各地に広がっていったため、「アラビカ・コーヒー」と呼ばれるようになったと伝えられています。また、「コーヒー」という語源自体もエチオピアの「カファ」地方に由来するともいわれており、コーヒーの歴史を語るうえでエチオピアは外せない国です。
そんなエチオピアは、本格的にコーヒー豆を輸出するようになったのは16世紀ごろと早い時期だったのに対し、国内でよく飲まれるようになったのは19世紀末ごろと遅かったようです。

コーヒー飲用の始まりもエチオピア?

コーヒーの原産地とされるエチオピアですが、コーヒーが飲用される始まりには諸説あります。その中の1つ「カルディの伝説」をご紹介しましょう。
『高原のヤギ飼いのカルディは、赤い木の実を食べたヤギ達が、昼も夜も元気に飛び回っていることに気が付きました。カルディも試しに赤い木の実を口にすると気分が爽快になった上、身体に力が湧いてくるような感覚がしました。そのことを近くの修道院の修道士に告げると、修道士は眠気に邪魔されず修業ができるのではないかと考え、その後この赤い木の実が睡魔に打ち勝つ秘薬として広まった』というのです。

「モカコーヒー」とは?

エチオピア産のコーヒーは「モカコーヒー」と呼ばれ、日本でも広く知られています。
名前にある「モカ」は、コーヒーの積み出しに使われていた港の名前、隣国イエメンのモカ港に由来しています。本来は「モカ港」から輸出された豆を指していましたが、現在では廃港となりエチオピア産とイエメン産のコーヒーが「モカコーヒー」と呼ばれています。
このモカコーヒーは、エチオピア産・イエメン産含めすべてがアラビカ種です。9割以上が小規模農家で生産されており、精選方法も昔ながらの「ナチュラル(非水洗式)」が主流です。

モカコーヒーの銘柄

エチオピアには代表的な栽培地域がいくつかあり、その産地名をとってモカ○○という銘柄としてよく表記されます。東部のハラー地区で生産される「モカ・ハラー」、南部の「モカ・シダモ」は有名で、他にも西部の「モカ・ジンマ」や「モカ・レケンプティ」などが挙げられます。
「ナチュラル(非水洗式)」による精選が主流ではあるものの、シダモ地方に位置する地域で栽培される「モカ・イルガチェフェ」は、「ウォッシュド(水洗式)」による精選も盛んです。
また、近年注目を浴びている「ゲイシャ」もエチオピアに自生していたアラビカ種に属する品種のひとつで、名前は原産地のゲシャ村に由来しています。生産性の低さから一時忘れられていた存在でもあり、その希少性から「幻のコーヒー」とも呼ばれています。

モカコーヒーの特徴

次に、モカコーヒーの持つ味わいや特徴について見ていきましょう。

味わい

モカコーヒーは、「コーヒーの貴婦人」と例えられるほど良質な酸味をもつコーヒーに仕上がる傾向にあります。浅煎りにして提供しているお店が多いのは、苦味を抑えてこの酸味を堪能できるようにしているためです。
同じモカでも精選方法や銘柄によって味わいが異なりますが、一般的なモカコーヒーはストロベリーやクランベリーのような風味、スパイス、フルーティーと表現されるのに対して、モカ・イルガチェフェはゴールデンキウイやマスカットのような爽やかな風味、エチオピアゲイシャはジャスミンのような華やかな香りといったように、さまざまな風味を楽しむことができます。モカコーヒーを銘柄ごとに飲み比べてみるのもいいかもしれません。

品質

【欠点数による格付け】
コーヒー生豆300gの中にどれくらい欠点豆や木片や小石などの異物があるかによって欠点数が決まります。欠点豆とは、黒く変色している「黒豆」と呼ばれるものや、虫食いの跡がある「虫食い豆」など様々な種類があります。エチオピアから輸出されるコーヒーの等級はグレード1〜5に分けられ、欠点数が3点以下のグレード1(G-1)が最も高く、46~90点のグレード5(G-5)が最も低いものとされています。

現地スタイルでの飲み方

エチオピアには、コーヒーを教養・文化として楽しむ「コーヒーセレモニー」という伝統があります。日常的に一般家庭で楽しまれているほか、お客様のおもてなしや式典など、さまざまな場面で行われています。日本で例えると茶道のような習慣に近いですね。
コーヒー豆を客人の前で煎り、お香を焚きながら煎ったコーヒー豆をつぶし、時間をかけてコーヒーを煮出します。その後3回に分けて飲んでもらうなど順序・決まりがあり、すべてを終えるのに2時間以上かかる場合も!3杯目はバラカ(祝福)と呼ばれ、家族や村の幸せを祈りながら飲むそうです。

ドトールコーヒーで楽しめる「モカコーヒー」

次に、ドトールコーヒーで楽しめるモカコーヒーをご紹介します。
豆タイプのレギュラーコーヒーはオンラインでのご購入だけでなく、ドトールコーヒーショップ各店舗でも取り扱っております。店舗でご購入いただいた場合は、ご希望の粒度で豆を挽くこともできます。お気軽にお申し付けください。

ストロベリーやクランベリーのような風味とスパイスを感じる香り、フルーティー感のあるまろやかな味わいです。

博士おすすめのフードペアリング

コーヒー単体でも味わいやフレーバーを感じることができますが、一緒に合わせるフードの相性によって、よりおいしく味わうことができます。フードペアリングの基本は、似たような味わい・フレーバーのコーヒーとフードを合わせることです。おすすめのフードをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ドトールコーヒーショップのモカコーヒーはフルーツ系のフレーバーが特徴なので、フルーツタルトやアップルパイなどフルーツを使ったお菓子がよく合います。

コーヒーの起源「モカコーヒー」

コーヒーにまつわる語源に複数関わり、コーヒーを語るうえで外せない国、エチオピア。野生のコーヒーノキが見つけられなければ、今日のコーヒーのある世界はなかったかもしれません。起源ともいえる「モカコーヒー」は、その華やかな香りと個性ある味わいでコーヒーの奥深さを教えてくれます。ぜひエチオピアのモカコーヒーをお楽しみください。

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