ドトールコーヒー 環境配慮型パッケージ導入で脱プラを推進
長瀬産業が販売する『TiMELESS®』で
コーヒー業界の“サステナブルなおいしさを”実現
株式会社ドトールコーヒー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:星野正則、以下「ドトールコーヒー」)は、長瀬産業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:上島宏之、以下「長瀬産業」)がコーヒー向け用途で総代理店を手掛けるガスコントロール技術「TiMELESS®(タイムレス)」(※1)を搭載した包装機械を新たに導入しました。本技術の活用により、従来のコーヒーの包装袋に使用されていたプラスチック製の脱気バルブを不要とし、プラスチック使用量の削減による環境負荷の低減と生産性向上の両立を実現します。
焙煎後のコーヒー豆は炭酸ガスが発生するため、密封包装の際には袋の破裂を防ぐ脱気機能が不可欠です。従来はプラスチック製の脱気バルブが取り付けられていましたが、環境負荷の観点から課題となっていました。「TiMELESS®」は、株式会社MIBが開発し、長瀬産業が販売する独自技術で、袋のシール部分に微細な流路を形成することで、プラスチックバルブを使用せずに脱気を可能にします(図1)。この技術は業界内でも先進的な試みで、従来の方法に比べて大きな環境負荷低減が期待されています。
ドトールコーヒーでは、2023年に販売した「初釜」において初めて「TiMELESS®」を採用した包装袋を導入し、環境配慮型パッケージへの取り組みを開始しました(※2)。この度、さらなる環境負荷低減と生産効率向上を目指し、包装機械の導入に至りました(写真1)。業務用を中心とした一部製品において「TiMELESS®」を採用しており、今後はその実績を踏まえながら対象製品を広げていくことを検討してまいります。
ドトールコーヒーと長瀬産業は「TiMELESS®」の展開および設備導入を通じて、コーヒー業界全体のサステナビリティ向上に貢献することを目指します。