器具がなくても
気軽に本格的な味わいが楽しめる
ドリップコーヒー。
いつでも、ドトール気分を味わえる
人気の製品です。
今回は、コーヒー豆の産地について。
さまざまな個性を
楽しんでみましょう。
コーヒーベルト
ってなに?
コーヒーの生産国は約70数ヵ国あるといわれています。大半のコーヒー生産国が北回帰線と南回帰線の間にある、「コーヒーベルト」と呼ばれるエリアに集中しており、大きくアフリカ、アジア、中南米の3つのエリアに区分することができます。
生産国と
格付け
コーヒー豆にはさまざまな格付けがあり、一般に等級が高いものほど高値で取引されます。格付けの方法や厳格さは国によって異なりますが、大きい分類としては「標高」「欠点数」「大きさ」で分類されます。
それぞれの国の詳細について知りたい方は「珈琲の基礎4 等級について」のページをチェックしてみてください。
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標高
標高が高いエリアで栽培された実の方が硬くしまり、良質な酸味につながる成分が蓄えられ高品質なコーヒーと評価されます。
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欠点数
コーヒー生豆300g中に入っている欠点豆とその他の異物を検査し、「欠点数」を算出する方法です。欠点豆の種類にはカビ豆・黒豆・発酵豆・貝殻豆などさまざまな種類が存在し、これらはハンドピックや機械で取り除かれます。
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大きさ
豆の大きさのことをスクリーンサイズと呼びます。スクリーンとは「ふるい」のことで、豆をふるいにかけることで選別します。大粒の豆ほど高値で取引される傾向にあります。
品質調査や管理体制チェックのために、生産地に視察に行くことがあります。僕が仕入担当になった頃はちょうどコロナが流行していたので、最近になってようやく現地に行くことができました。
最近はペルーを訪問したのですが、そもそもペルーまで乗り継ぎがうまくいっても23時間!農園がある場所もかなり離れていて、舗装されていない道を車でひたすら移動の日々。普段そこまで乗り物に酔わない僕でも結構きつかったです。笑
ペルーのコーヒーは北部が主流。マイルドで、ドトール好みのコーヒーが多く採れるイメージでしたが、今回訪れた南部はフローラル系で新しい出会いに嬉しくなりました。仕上げ方法にも生産者さんのこだわりがあって、品質が良いコーヒーが育つベースがしっかりあるんだなぁと感じました。ちょっとマニアックな話かもしれませんが、こうやって少しずつコーヒーの価値を伝えていきたいですね。