CI_マウカメドウズ
 
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HAWAII STORY2_images03 フラダンスの伝統と歴史
Hula : A Legacy of Dance and History
殆どの観光客にとってフラはポリネシアン・レビューで垣間みる華やかな踊り以外に何物でもない。しかし正統派が呼ぶフラには伝統的な伝統的なカヒコ(古典)とアウアナ(現代)フラがあり、伝統的なフラは現在でもハワイ、米本土、さらに外国においても沢山の老若男女や子供達が修得している。彼らは各々のフラ・ハラウ(フラの学校)においてクムフラと呼ばれるフラ・マスターから代々伝えられてきた伝統のスタイルを学んでいる。フラは豊かな歴史と密着したハワイアンのダンス芸術であり、真の魅力もそこにある。フラを取り仕切る古代神ラカにまつわる厳しいカプ(タブー)に始まり、初期カルビン教徒の宣教師によるフラ禁止令と、19世紀後半の復活、そしてハリウッドの映画に登場した通俗で安っぽい演出のものまでフラは様々な変遷を経て現在に至っている。

選ばれたごく少数の人によって宗教的責任を担っていた時代から上流会級を楽しませるエンターテイメントとなった時代までフラの役割は時代の流れとともに変化した。しかしいずれの時代にあっても常に物語や重要な出来事、さらには歴史を伝えるための複雑な言語や詩を補足し修飾する手段であった。

19世紀に入りハワイ語を話したり理解できる人が少なくなったりフラ言葉に頼ることからより明瞭で描写的な動きに重点が置かれるようになった。しかし一般に信じられている程手の動きで物語の内容を伝えるものではなくストーリーの本質はチャント(詠唱)や歌詞で表現されている。また1920年代頃からポピュラーになったハワイアン・ソングは観光客や外国に住む人達がハワイアンを理解する上での一助となった。こうした歌の多くはタイトルがハワイ語でも歌詞は英語でありパパ・ハオリ(白人との混血)と呼ばれている。「珊瑚礁のかなたに」やラブリー・フラ・ハンズも厳密に言えばハワイアン・ソングではないが未だに大変ポピュラーで多くの人々に口ずさまれている。

ハワイを訪れた人達はフラの様々なフォームを色々と異なる環境の中で見る事が出来る。古典にしろ現代にしろ、本物のフラはハワイアンのアートフォームの結晶であり大いに啓発されるものがある。
 

HAWAII STORY2_images04 「ビック・アイランド」ハワイ島
歴史
考古学的にハワイ島は他のハワイの島々と同じく紀元500年から800年の間にマルケサス島から、そして12世紀から14世紀の間にタヒチからポリネシア人がわたり、住み着いたとされています。
1778年にイギリスの探検家、ジェームス・クックが発見し「サンドイッチアイランド」と命名しました。
1795年にハワイ島出身のカメハメハ1世がマウイ島、ラナイ島、モロカイ島、オアフ島を1810年にはニイハウ島、カウアイ島を制圧しハワイ王国を築きあげました。
1959年8月21日にハワイはアメリカ合衆国の50番目の州となりました。

ハワイ諸島の8つの島はそれぞれに個性を持っています。手つかずの自然に触れたり、スポーツに興じたり、もちろんショッピングを楽しんだり…と目的に合わせて楽しみを分かち合える個性あふれるアイランズ。その中でも最も若く、最も大きな島、別名「ビックアイランド」それがハワイ島です。
ハワイ島は5つの山と平地とによってなりたっています。島の中心からやや北に位置する最高峰のマウナ・ケア。富士山より高い4,205mの標高を誇り、頂上には世界各国の天文台があって、宇宙に一番近い場所とも言われています。その南には活火山キラウエアが誕生以来休むことなく燃え続けています。東部は日系移民の多く住む街ヒロ。また島の西側には海岸線に沿って一大リゾートエリアのコナコーストがひろがります。
懐の深いビックアイランド、ハワイ島はスポーツ(ゴルフ・フィッシング・サーフィン)、レジャー(火山・天文台)を楽しむ人々からそのままの大自然を愛するネイチャリストまで、すべての人を満足させる魅力に満ちています。

ハワイ島の中でもっとも人気のあるスポット、西海岸へと向ってみましょう。ルート11号線沿いの海岸線はコナコーストと呼ばれからりとした風と空気がいっぱいのエリア。
雨のすくない気候条件が今日のリゾート開発に拍車をかけ豪華なホテルやビーチ、ゴルフコースがひろがり、世界でも有数の洗練されたリゾート地帯です。さらに南へ進むとカイルア・コナへ。ハワイを統一した英雄カメハメハが晩年を過ごした街として知られ、彼の足跡を辿る名所・旧跡が点在。毎日トローリングやダイビングに向う船が次々と出航するカイルア湾があります。さらに南へさがれば、リゾート開発の進むケアウホウ。眼前に広がる青い空と海を眺めながらビーチで一日をのんびりと過ごす人達やゴルフ、マリンスポーツを楽しむ人々が集うエリアです。そして一路、南部のキャプテン・クックへ。ここはハワイ島を発見したジェームス・クックが最初に入港した事で名付けられた街です。古代ハワイ宗教の聖域でもありティキとよばれる神像が見られハワイアンの魂に触れることが出来ます。
 
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HAWAII STORY2_images06 ハワイ火山国立公園
Hawaii Volcanoes National Park
ハワイ島にはマウナロアとマウナケアと標高4000m以上の富士山より高い山があるが現在も活動が続く活火山はキラウエアだけ。最近では1983年に噴火が始まり現在まで16年もの間活動が続いている。キラウエア火口やキラウエア・イキ火口を空から見学できるヘリコプター・ツアーや飛行機ツアー、トレッキングツアーなどがあり、公園内にはハイキング・トレイルやキャンプ施設がある。又、溶岩によって埋め尽くされたチェーン・オブ・クレーター・ロードの一部を歩き、現在も噴煙を上げる場所まで歩いていくことも出来る。